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後頭神経痛

特に後頭部にビリビリ、ヒリヒリとした痛みが出現する神経痛です。40代以上に多く、三叉神経痛と合併することがよくあります。

<症状>

①発作的⇒時々痛みが出現する。頭部の片側から始まり後頭部の半分に広がる。焼けるような痛みが伴うこともある。

②持続的⇒常に痛みが片側もしくは両側の後頭部を占め神経走行部を圧迫すると強く痛む。持続的な痛みが続く場合は腫瘍や脊髄空洞症、頚椎疾患の疑いがあるので速やかに医療機関への受診をお勧めいたします。

<原因>

大後頭神経・小後頭神経・耳介神経が圧迫されて痛みが出現する。

<治療例>

【共通】天柱・身柱・陶道・時々百会

10‐20㎜

後頭部の症状が強い:絡却・承霊+腎兪(腎経の障害がある場合)

圧痛部に比較的浅く刺入

側頭部の症状が強い:天衝・風池+陽陵泉(胆経の障害がある場合)

単刺または置鍼

​〇肩こりを伴う:肩井・肺兪・膏肓

3番もしくは2番で置鍼10-20分

嘔気を伴う:中脘・内関+ときに脾兪

3番もしくは2番で置鍼10-20分

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日鍼灸誌 26巻 1号 昭和52.2.15

​後頭神経痛に傍神経刺を加えた臨床的研究 木下晴都 より抜粋

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