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- 瑠璃鍼灸院

- 2023年5月2日
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憲法記念日は日本の祝日の一つで、大型連休の一つでもあります。
もちろんここでの憲法は「日本国憲法」を指します。
日本国憲法は1947年の5/3に施行されました。
そこで今回は「大日本帝国憲法」を。
大日本帝国憲法は1889年2/11公布、1890年11/29に施行されています。
明治維新により国家体制の変化により近代的な憲法を目指し作られたもので天皇を中心とした欽定憲法。
1868年に新政府の基本方針を五か条にまとめた「五箇条の御誓文」がつくられた。
これを具体化するために政体書を公布し権力分立の基本となる仕組みを定めた。
1869年には公議所(のちに集議院)の設置。1871年には太政官官制が改編され正院・左院・右院からなるようになり集議院は左院に置き換えられることとなりました。
1874年には民撰議院設立建白書が左院に提出され、このことが自由民権運動の発端ともなりましたね。
日本史の授業でやりました。
そんな自由民権運動の中で様々な私擬憲法も執筆されてきました。有名なところでは「五日市憲法草案」や「東洋大日本国国憲按」などがありました。
そんな中で国憲起草の動きが現れます。
1876年「国憲起草を命ずるの勅語」が発せられます。
で
なんだかんだで
1882年伊藤博文らはヨーロッパへ。調査した結果
ドイツ帝国系の憲法が日本に最適であるとし憲法制定と議会開設の準備を進め始めました。
1887年に伊藤博文・井上毅・伊藤巳代治・金子堅太郎らが検討を重ね「夏島草案」をまとめた。
1888年に4月に夏島草案に修正が加えられ成案が完成した。
そして
1889年2/11明治天皇より「大日本帝国憲法発布の詔勅」が出され
1890年11/29に施行されるに至りました。
たまには今の憲法と旧憲法を見比べてみて今の世の中はどういう世になってほしかったのか考えてみるのも大事なことだと思います。




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