冷え
- 瑠璃鍼灸院

- 2021年12月26日
- 読了時間: 2分

寒い日々が続いております。
皆様のお体冷えてはいないでしょうか。
そんなわけで「冷え」のお話です。
「冷え」とは外気温によって冷やされる程度の冷えではなく
手足が温まりにくい、夏場でもお構いなしに冷えている、自覚的にも冷たい状態を冷えと呼ばれています。
原因も自律神経の乱れであったり体内循環の悪化、ホルモンバランスなど多岐にわたります。
また、東洋医学においても冷え(寒邪)は病気の原因となるものとして分類されています。
病因の分類(内因・外因・不内外因)としては外因にわけられ、冬の主気であり五行では水五臓では腎に該当します。
寒邪が体内に入ってくると「調和」が乱れ「温める作用」や「体の表面の防御機能」が下がってしまい悪寒(寒気)や悪風(外気にあたるのを嫌う)などの症状が出るようになります。
寒邪には「凝滞性」「吸引性」という特徴がありこれらの作用でさらに痛みや病気を引き起こします。
「凝滞性」は気血の巡りを停滞させ気血が通るルートを渋滞させます。その結果ルート上に痛みが出現してしまう。また気血が末端に行き渡らなけばその個所は冷えてきます。
「吸引性」は筋肉や経脈が収縮することで足がつってしまったり悪寒や発熱などの症状が出てしまいます。
そんな冷えの対処法は状態によっていろいろありますが
先ずは体の循環を元に戻してあげること。渋滞してしまった気血を通してあげることで四肢末端の冷えは改善していきます。特徴的なツボでいうならば「膈兪、三陰交、血海、陽陵泉」あたりが寒湿による冷えには効果的です。
跡はなるべく体を冷やさにいように注意することも肝要だと思います。
積極的に体を温めたい場合はセルフケアとして三陰交にお灸などをおすすめしています。
これからの年末年始さらに寒気が強まるとも聞いています。
寒邪が入り込まないように気を付けて
身体を温かくして良い年をお迎えください!




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