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寛容

  • 執筆者の写真: 瑠璃鍼灸院
    瑠璃鍼灸院
  • 2022年11月16日
  • 読了時間: 2分

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11/16は「国際寛容デー」

1996年に国連で制定されました。

以下は2002年の当時事務総長であったコフィ―・アナン氏のメッセージを抜粋します。


「国際寛容デー」は、人類にとって最も重要な徳の一つに世界の関心を向けるものです。


寛容とは、人間の多様性に積極的かつ前向きに関わることであり、この多民族・多文化社会において民主主義の根本原理のカギとなるものです。


私たちはすでに、不寛容がいかにすさまじい暴力の形となって表われ、世界中で死や苦悩を引き起こしているかを目撃しています。


不寛容はしばしば恐怖に根ざしています。未知のもの、自分と違うもの、他者に対する恐怖です。このような恐怖の根元には、無知と教育の欠如があります。

そこから偏見、憎しみ、差別が育つのです。教育は、不寛容を予防する最も効果的な手段です。特に子どもたちにとっては、なぜ人権と人間の尊厳と人間の多様性の尊重が切り離せないのか理解するためにも、寛容について学ぶことが絶対必要です。教育自体が不寛容のウイルスに冒されていてはなりません。教育は、人々に自分たちの権利と自由が何であるか、どのように尊重されるべきかを教え、また他人が権利と自由を謳歌することを守りたいという望みを抱かせるようにするものでなければなりません。


もし人間という家族がともに平和に暮らしたいと願うのなら、私たちは互いを知り、受け入れなければなりません。寛容を推し進めようとするいかなる努力も、その中心に人と人、異なる文化、民族の間の開かれた対話が必要です。対話なくしては、文化的多様性は脅かされます。対話なくしては、社会のつながりそのものが危機に瀕します。対話なくして平和はありえません。


ちょうど20年目のメッセージですが今の我々の置かれた立場から見ても全く色あせていない内容です。

それは今も昔も変化がないということにも繋がってしまいます。

身近なところではSNS等における炎上からウクライナ情勢などなど色々と思いつくところはあると思います。すべてを寛容不寛容で処理するのは無理がありますが、解決の根底には「寛容さ」という徳があるのではないかとも思います。


こんな時代情勢であるからこそ「寛容」という思いの大切さを思い返してみたいと思いました。



 
 
 

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