折鍼
- 瑠璃鍼灸院

- 2022年3月23日
- 読了時間: 2分

話題に「鍼治療」があがっていたので
嫌な予感がしながらも内容を見てみると…
なるほど…
どんな治療を行ったかはわかりませんが治療者は猛省していただきたいですね。
折鍼事故は正直自分の周りでも見た事はなく教科書の記述で「こんなことあったんだ」といった感じでした。
折鍼が起こる原因は
①繰り返し使える鍼を滅菌する際に「オートクレーブ滅菌」という方法を用います。
蒸気を使い「高温高圧」にできる装置の中に鍼を入れ滅菌するものですがこれを繰り返すと鍼自体に傷がついていき、結果鍼使用時に折れてしまうことがあるようです。
②低品質な鍼の使用。鍼と柄の部分の接合が悪かったり弱かったりすると折れてしまう場合がある。
③患者さんの不意な体動で鍼が曲がってしまいそれを無理やり引き抜こうとし折れる。
④粗雑な手技
この件に関しては詳しくわからないので何とも言えませんが
一般的な治療院では以下のように対策しています。
①に関しては「銀鍼」や「金鍼」などに用いられることが多く一般的な治療で使われる鍼はステンレスで一回使えば廃棄する「ディスポーザル」が主流です。なのでオートクレーブはシャーレなどの備品や鍉鍼などの体に刺さない鍼には使いますが体内に刺す鍼には使いません。
②は日本で主に流通しているメーカーの品質はどれも高品質で鍼だけが原因というのはなかなかないように思います。
③は患者さん、術者ともに慌てずに筋肉が緩むのを待ったり迎え鍼や副刺激を与えて抜く。
④はそもそも施術者の問題で論外ですね。
ほとんどの鍼灸治療ではこのように注意して施術しているので安心していただければと思います。
しかし、メディアの影響も大きいし恐怖に感じる人も多いと思います。
また鍼灸のハードルが少し上がっちゃったなぁ。😢




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