悪い姿勢
- 瑠璃鍼灸院

- 7月18日
- 読了時間: 2分
座り過ぎるとどんなことが起こるのか。

座っているときには殿筋に力が入っていない状態になります。
更に、起立筋と腹筋の支えもない状態が長く続くことになります。
からだの機能で「代償動作」というものがあり、一部の機能が不全の状態であるときに正常な部分がその機能を肩代わりする、という動きを見せます。
今回の場合は姿勢を保つための筋肉が不全の状態であるため体を支えるための動きとして、背中を曲げることでを体重を分散させようとします。
また、頭を前に突き出しながらのデスクワークやスマホの長時間の使用により方が前方で縮こまってしまう。そのような要因の結果がいわゆる猫背の状態です。
猫背の姿勢では骨盤は後傾化し

体のバランスが崩れ腹筋の支持がない為横隔膜に圧がかかってしまい、結果呼吸が短く浅い呼吸となり疲れやすさ、集中力の低下、肩や首のコリにつながり、ひいては頸肩腕症候群と呼ばれる肩~頸~腕にかけてのしびれやこわばりなどが誘発される症状が現れてしまうこともあります。
頸部痛
成人の平均的な頭の重さは4.5㎏と言われています。
正常な姿勢より2.54㎝頭が前に出ると脊柱への負担は4.5㎏増加します。1インチ前傾姿勢になると頭1個分の重さを余計に負担しなくてはならなくなります。
つまり姿勢を崩し頭を正常位置よりも7.6㎝前に突き出しているだけで13.5㎏を支え続けることになるので頸への負担特に頸の付け根に過度な負担がかかります。
肩こり首こりの主な原因はこういうところからきているともいえそうです。
顎関節症
姿勢と関係なさそうですが、顎関節症の一因に姿勢の悪さが影響しているとも考えられています。頭部が頸部に対して前方にあるということはあごの下部が後方へ引っ張られる力がかかります。
これにより上方の口腔組織と顎の綱引きが始まり無理な力が顎にかかり顎関節症のような症状が現れてしまう。

座り過ぎというだけでこれだけの体の不調の原因となってしまうわけです。
侮れません。




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