下部尿路障害
- 瑠璃鍼灸院

- 2021年12月10日
- 読了時間: 2分

寒くなるとおトイレが近くなる…
そんな経験あるかと思います。
その原因の一つとして、体の末端の血管が収縮し体の血液量が増加しそれを外に排出するた為と言われ、これはいわゆる「生理現象」とされています。
ただ
寒くなくてもおトイレの回数が多い、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いわゆる「頻尿」と呼ばれる症状です。
原因としては様々で
・過活動膀胱:尿が十分にたまっていないのに勝手に膀胱が収縮しトイレに何回も行くようになる(切迫尿意・切迫性頻尿)一回排尿量は少ない。
・残尿量の増加:排尿後に膀胱内に尿が残る。一回排尿量は少ない
・多尿:一日の尿量が著しく増えた状態。一回排尿量は正常なので結果的に一日何度もトイレに行くことになる。
・炎症:膀胱炎や前立腺炎などの尿路感染がおこると膀胱の知覚神経が刺激されて頻尿になる。
・腫瘍や心因性のこともある。
原因としてはこのように多岐にわたります。
なので、変だな…と思ったら先ずは病院に行って検査をしてもらった方が安心です。
そして
鍼治療ではどのような治療をするかと言いますと。
①中髎穴に8番鍼(直径0.3㎜)長さは60㎜の鍼を用い頭側へ斜刺、深さは仙骨骨膜に到達するまで。
他には
②三陰交・委陽・膀胱兪・関元
もしくは
③三陰交・関元・陰陵泉・会陰
深さは会陰に50㎜、関元60㎜、陰陵泉に40㎜の施術を行った症例もあるようです。
実際には「会陰穴」はなかなかにセンシティブな位置にあるツボのため
①の中髎(仙骨部)とお灸を使って治療を行っていきます。
1回の鍼灸治療でスッキリ治るというより
継続的に経過をみて治療を行うということが回復への近道です。
ご興味ありましたら
ご相談、ご予約お待ちしております。




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