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反り脊柱(過伸展)

  • 執筆者の写真: 瑠璃鍼灸院
    瑠璃鍼灸院
  • 7月22日
  • 読了時間: 2分

背中が丸まっているのは良くない!これは何となく理解できていると思います。

つまりまっすぐに座ることが正しい!

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しかし

まっすぐ立ち、座ることは脊椎が整い生理学的に理にかなった姿勢「ニュートラル」と呼ばれるがほとんどの場合ニュートラル+αとなる。


何故「+α」か


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ニュートラルの取り方を知らなければ、骨盤を前方にし、胸を張り、Cのような猫背状態を逆にひっくり返そうとする。これは脊椎を過伸展させて安定性を保とうとする行動である。


過伸展は良くない?

脊椎の過伸展は椎骨(背骨)の骨組織のロック機構、隣接した椎骨の椎間関節に負担がかかる。結果、腰椎椎間関節し対する持続的圧力により、腰痛、筋緊張など様々な問題が引き起こされる。脊椎の過伸展で得られる安定性は楽ではあるが恒常的に使うものではなく臨時的に使うのが適切であるといえそうである。




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まっすぐ立つ、もしくは座ろうとする場合、骨盤を前傾させると、脊柱と股関節との間に強い剪断力(ずらす力)が働く。この時に脊柱は過伸展による少数分節で支えることになる。

このように脊椎に伸展による過度なストレスを与え続けた場合、加齢による椎間板の摩耗はもとより、神経の出口が小さくなったりふさがれてしまうこともある。いわゆる脊柱管狭窄症の症状が出やすくなる傾向にあるといえる。


慢性的な過伸展は筋肉の代償作用にも悪影響を及ぼす。

例えば

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過伸展により腹筋群は機能が抑制される。姿勢の安定性を担う腹筋や殿筋が機能されていない状態では大きな筋肉がその代償的な働きを行い、結果として過度に働いた筋肉が、痛み、張り、硬さなどの症状が出てしまう結果となる。

腸腰筋は股関節屈曲、大腿骨の屈曲、体幹の側屈、骨盤と腰椎の安定、股関節の軽度外旋の作用を持つが、脊柱の過伸展によって腰椎のカーブを前方に引っ張るような力が加わることになる。


つまり腰椎過伸展の状態で長時間座った姿勢でいると上半身は骨格で支えられている状態ではなく腸腰筋によって体を支えなくてはいけなくなりその結果筋肉は硬直してしまい、椅子から立ち上ろうとしても体に固さを感じてしまう理由である。


これも長時間の座り過ぎによる弊害の一つです。


現在これを作成するにあたって本を読んだりPCに向かっている私の姿は……

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