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「肩こりが取れない」人にこそ、鍼灸が刺さる理由 〜科学が認めた「効く」メカニズムとリアルな限界〜

  • 執筆者の写真: 瑠璃鍼灸院
    瑠璃鍼灸院
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

デスクに張り付く毎日、スマホを凝視する癖、ストレスが溜まるとなぜか首から肩が石のように固まる……。

そんな「現代病・肩こり」の定番対策として、鍼灸は今も根強い人気です。

でも「本当に効くの?」「マッサージと何が違うの?」と疑問に思う人も多いはず。

ここでは、臨床現場の声と最新の研究エビデンスを交えながら、その本当のところを紐解いてみましょう。

1. 鍼灸が肩こりに「刺さる」3つの本質的な理由

•  深層筋のトリガーポイントを直撃できる


僧帽筋上部や肩甲挙筋の奥深くにできたコリ(トリガーポイント)は、マッサージでは届きにくい。


髪の毛より細い鍼がピンポイントでそこを刺激すると、筋肉が「びくっ」と反応し、緊張が一気に緩む人が多い。これが「ひびき」として感じられる感覚です。

•  血流改善+老廃物排出のダブルパンチ


鍼を刺すと局所の血管が拡張し、血流が数倍〜十数倍に跳ね上がる(軸索反射)。


溜まった乳酸や発痛物質が流されやすくなり、「重だるさ」がスッと抜ける実感が得られやすい。

•  脳と自律神経のリセット効果


鍼刺激で脳内エンドルフィンやセロトニンが増加。


同時に副交感神経が優位になり、ストレス性の交感神経過緊張が和らぐ。


→ だから「肩こり+イライラ・不眠」のコンボに特に効く人が多い。

2. 最新エビデンスは?(2025〜2026年アップデート)

•  慢性疼痛全体(肩こり含む)に対する鍼の有効性は、複数のメタアナリシスで「明確に証明されている」と評価(例:2017〜2022年の862件レビュー統合論文)。


特に緊張型頭痛筋筋膜性疼痛(肩こりの大半がこれ)で強い支持。

•  日本国内でも、厚労省eJIMや全日本鍼灸学会のレポートで、肩こりへの鍼が「短期的な痛み・機能改善に有効」と位置づけ。


深刺(筋肉のコリにしっかり届く刺し方)が浅刺より有意に効果が高いというRCT結果も出ています。

•  2025年の臨床報告では、鍼通電(微弱電流を流す)で僧帽筋の血流量が改善し、柔軟性が上がるデータも。


→ 「ただ刺すだけ」より、通電併用で持続しやすい傾向。

ただし、すべての人に劇的効果が出るわけじゃない。

「統計的に有意」でも「臨床的にめちゃくちゃ効く」とは限らない、というのが科学の正直なところです。

3. 効きやすい人・効きにくい人のリアルパターン

効きやすいパターン

•  マッサージや湿布では「その場限り」で終わってしまう人

•  同じ場所(いつも右肩上部とか)が繰り返し凝る人

•  ストレス・睡眠不足・長時間PC/スマホが重なっている人

効きにくいor遅いパターン

•  頸椎ヘルニア・神経根症状がメイン(しびれ・脱力強い場合)

•  五十肩のように関節自体の癒着が主因

•  1〜2回で「一生治る」レベルを期待しちゃう人

目安として、初回〜5回くらい(週1ペース)で変化を感じる人が7〜8割

そこから間隔を空けながらメンテナンスしていくと、長持ちしやすいです。

最後に一言

肩こりは「生活習慣病」の一種。

鍼灸は「根本治療」ではなく「強力なリセットツール」だと考えると、使いどころがわかりやすいと思います。

他の方法で改善しにくい頑固コリにこそ、試す価値は十分あります。

もし「もう我慢の限界」ってなったら、

まずは3〜5回トライアルしてみてください。

体が軽くなって「こんなに違うんだ……」って驚く瞬間、意外とすぐ来るかもですよ。


 
 
 

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